津山城 ・美作
古写真
津山城図
岡山からJR津山線の終点。津山盆地にある津山城へ行ってきました。 信長の家臣の森可成の6男である森忠政が美作1国18万6千石の津山城を築城した。(森蘭丸の弟でもある) 1603-1616に及ぶ13年かかって完成した。 天守閣が5層なので幕府からにらまれ4層に見えるように急改造したという。
歴代藩主は1604-1697までは森家四代、1698-1869まで松平家が九代続く。
姫路城を見た後なので小ぶりな感じを持ったが、戦国時代最後の完成期の城ゆえに防備がよく工夫され、あちこちから横矢をかけられるように石垣が組み合わされている。 見ごたえがあります。 しかもコンパクト。
残念なのはこれだけの石垣が往時のままに残っているのに、行政が復元して見せようとする意志が乏しいように感ぜられる。 天守の再建は後回しにしても、デイテ-ルの門や櫓・塀を作ってもよいのではないでしょうか? その数59は姫路城や江戸城に匹敵したといいます。 欧米の教会建築・バルセロナのサクラダファミリアのように100-200年かけての長期構想を持ったらいかがなものでしょう。
59の櫓と門があった 赤数字
天守台 5層の天守閣があった
表鉄門 二の丸から本丸へ
表鉄門 二の丸から本丸へ
表中門 階段を上がり左の階段を上ると3の丸から2の丸へ四足門に至る
四足門
多門櫓(コンクリ-ト敷地)より備中櫓を望む
腰巻櫓(階段横)と裏鉄門
2020-7-7