その1 児島から中島
その2 忽那諸島
今度の巡航は忽那海賊のゆかりの島々を訪ねることであった。松山市に中島町は合併したことから、市の教育委員会や観光局は忽那海賊を取り上げる意向が薄れてしまったようだ。 現地の島々には案内の立て札は存在しない。 それゆえに現地へ行くには、余ほど十分な下調べが必要ということになる。
10月30日に船検があるということで9月25日に小生はマリ-ナ入りを果たしたが、受検の日程が1週間延期されてしまった。 例年なら台風の本土上陸が止む10月半ばごろからクルーズの計画を立て、 実行していたけれど、今回は船検の統合で早めに児島へ来た。 今年は夏の猛暑を引きずっていた来訪日であったので出港する日までクソ暑さに参った。 クル-ズを終えて11月初めの帰港日まで、北東の強風に悩まされてヨットで訪問するはずの島々の泊地の情報が不確かなため、忽那諸島にはフェリーや高速船を利用することが多くなった。 この時期の天候は季節の変わりに目あたり悪天候が続いた。低気圧接近して雨の日のほうがヨットにはむしろ良かった、その後高気圧が張り出してくるとその周辺の強風が続き悩まされることになる。かって伊予灘の北東風の時化にエライ目にあった覚えがある。
泊地情報は足で稼いできたつもりであるので、この後ここでご報告申し上げられるであろう。
30歳までの47年前に、フェリ-の乗組員をしていた。休暇で下船した後にその2000トンのフェリーが衝突して沈没した。上司とお客さんが亡くなられた。 誤解していたその位置も判明してお花とお酒を海難慰霊碑に捧げることができたのは、最大の幸運であった。
巡航日程
9-25 児島到着
9-26 船検備品購入に岡山マリンへ、 火薬類は購入できず
9-30 下津井船具屋にて 小型船用火せん註文
10-1 鷲羽山 展望台へ行く
10-2 セールカバー縫い
10-3 ヤンマー部品注文
10-4 火せん 受け取り
10-7 JCI 定期検査 沿岸小型合格
10-8 検査合格書類を受け取りに岡山JCIへ
10-9 機関ストップワイヤ-交換
10-11 機関ミキシングエルボ交換
10-12 熊山遺跡、吉備津神社、王墓山古墳、楯築遺跡らを見学
10-14 児島より弓削海の駅、
10-15 弓削泊、 潜水して船底カキ落とし
10-17 下蒲刈より中島へ、 中島泊
10-18 中島泊、 泰ノ山城、長善寺、黒岩城、
10-19 中島泊、 フェリーにて松山三津浜へ、道後温泉、忽那山城へ
10-20 中島泊、 風速20mにてフェリ-欠航、 島内バスにて島一周、忽那公碑
10-21 中島泊、 フェリ-にて睦月島へ、梅の子城、梅の子砦、高速船にて野忽那島へ里山へ
10-23 松山商業港泊 フェリーと高速船にて二神島と津和知島へ、釣島にてフェリーが岸壁衝突事故で頭部と肩に打ち身、
10-24 松山商業港より再度中島へ、 途中に釣島入港、 中島泊、
10-25 中島泊、 高速船にて松山高浜へ、興居島へフェリ-にて渡る、道後温泉で入浴
10-26 中島泊、 怒和島の元怒和と上怒和にフェリーと高速船で行く
10-27 中島より情島へ、 ふたば海難慰霊碑へ、情島より柱島へ、柱島より倉橋島海の駅へ、 倉橋島泊
10-28 倉橋島泊、 宮の口の街並み,室尾の街並み
10-29 倉橋島泊、 バスにて呉行き、 呉湾内クルーズ乗船
10-30 倉橋島から音戸早瀬、音戸の瀬戸と女猫の瀬戸経由で下蒲刈へ、 下蒲刈泊
10-31 下蒲刈泊、 蘭島閣各美術館
11-1 下蒲刈から弓削へ、 弓削泊
11-2 弓削泊、 インランド温泉入浴
11-3 弓削から児島へ
11-4 児島泊、 バックスエイアジャスターロ-プ交換
11-5 児島泊、 大型俵フェンダー製作
11-6 児島泊、 機関冷却サーモスタットとゴムホ-ス交換
11-8 わが家へ帰還
2024-11-10