ヒヤリハットの大畠瀬戸

ヤリハットの大畠瀬戸



 2021年の秋巡航では来島海峡、上関海峡、大畠瀬戸、音戸の瀬戸及び下津井瀬戸を通航した。今思い出すと、ヒヤリハットしたのは大畠瀬戸であった。

 慣れは怖いもので、昔なら潮止まりの前後に橋下を通るように時間調整をしていた。  最近は4-5ノットの連れ潮なら関係は無いということで、今回の北航は笠佐島と大島の間を航行して大畠大橋の中央部を目指して針路をとっていた。 橋の近くでは7ノットに上る連れ潮だグングンと橋桁に接近する。 慌てて橋と並行するようにまで左舷に思いきり舵を切りぶつからずに終えた。リ-ショアに気をつけろとはこのことでした。 流されることを計算にいれて橋の中央を目指すことなく左側に寄って航行すべきであった。


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  大畠瀬戸  我が通航図



 おまけに先に通った内航船の500トン以上もある思われる本船が橋の通過後不自然に右に大きく寄せられたのを目撃していた。 先例があったのです。事故なく幸いにも今回は終えることが出来たが小生のような凡人には予見や先例を後になって気が付くものです。


      2022-1-27