2021年11月21日
今年の巡航は10月28日から児島を出て11月17日に帰港するまで3週間の期間で、瀬戸内中部を楽しんできました。 今度は連れ合いは同行することなく、シングルハンドです。
周航前のプラン
1. 塩飽諸島の手島、佐柳島、高見島を訪ねて、小名政の跡がないか、また、龍馬の「いろは丸」が鞆の浦近くで沈没した、その時の当直仕官であり海援隊士でもあった佐柳高次(さなぎたかじ)の生まれた島の佐柳島を訪ねること
2. 伊予と長浜に寄港して歴史的保存の街並みがある内子町と卯之町を、そこから鉄道で訪ねること。
3. 村上海賊のひとつ来島海賊の本拠地にある来島城、因島村上氏の本拠地青陰城とその主要な周辺城を訪ねること。
4. 斉島、青島、中島、津和地島、平郡島、柱島などを訪ねること。
今までに瀬戸内周航で、そこに行けば良かったと、思いを残した落穂拾いのような企画をしてみました。
実行した航海
10/28 児島から手島へ、 手島城を探す。 手島泊
10/29 手島から小手島を2時間立ち寄り佐柳島へ、長崎港が狭く停泊できずに高見島寄港、2時間ほど散策して多度津港へ。 多度津泊
10/30 連絡船で佐柳島訪問、 多度津泊
10/31 多度津から仁尾マリ-ナへ。 仁尾泊
11/1 仁尾から今治へ。 今治泊
11/2 連絡船で来島へ、来島城訪問。さらに小島へ、芸予要塞を訪れる。 今治泊
11/3 今治から松山堀江へ。 堀江泊
11/4 花見山城と宅並城をたずねる。葛龍屑城は断念した。 堀江泊
11/5 堀江から伊予港へ。 伊予泊
11/6 JR予讃線で内子町と卯之町へ。 2つの歴史的保存街並みを見る。 伊予泊
11/7 伊予から上関へ。 北東風で時化る。 上関泊
11/8 上関から五日市メ-プルマリ-ナへ。 メープル泊
11/9 なつかしの旧港廿日市を訪ねる。 メ-プル伯
11/10 メ-プルから下蒲刈島へ。 三番瀬の町を見学と丸谷城を見る。 下蒲刈泊
11/11 下蒲刈から三原へ。 三原泊
11/12 新高山城へ、 高山城は断念した。 三原泊
11/13 三原から弓削へ。 青陰城を見学 弓削泊
11/14 尾道へ因島からバスで行く。 連絡船で百島へ。 備後茶臼山城へ。 尾道に帰ってレンタサイクルで向島の余崎城と岡島城へ 弓削泊
11/15 因島からバスで瀬戸田へ。 俵崎城と茶臼山城を訪れる。 因島・馬神城を訪ねた。 弓削泊
11/16 弓削泊
11/17 弓削から児島へ。 秋巡行を終える。
伊予まで来て先の天候が悪化の予報が出る。 長浜へ行く予定を取りやめて。内子町と卯之町の見学を1日にまとめた。
予報よりも早く天候が悪くなり北東風が強い中で伊予灘を上関へ向かう、ヨットを老年にして再び手に入れて以来の久しぶりの時化であった。
面白いことに、海で遭難することも無く山で遭難をしかけた。 生口島の村上水軍ゆかりの茶臼山城で、頂上へ行く道が無くなっていた、一番高いところを探りながら、めざしてそこには到達した。 けれど、帰りは道に迷い登って来た道に戻れず、途方に暮れ遭難しかけた。 それで、ひたすらに下へ向かう平坦な道を探し続しけて、無事、事なきを得たが、暴走老人のご迷惑を世間にかけるところであった。 また、他にもヒヤリハットする場面は3度ほどあった。
それでも、まあ、楽しく満足してクル-ズを終える。 今年の前半はコロナで大人しくせざる負えなかったが。
ところで、航海の途中で友人の訃報を聞いた、老人のロシアンル-レットはいつ来るか分からない、小生はその年ごろに突入した気がしています。
2021-11-21
2021-11-21