1927-2020
自分の年を考えると不思議ではないのだけれど、皆川達夫さんが亡くなられました。 NHKのFM音楽番組{バロック音楽の楽しみ」を熱心に聞いていた20代の時に、皆川さんは40代であったと、今分かりました。
彼の声の落ち着きから老成を感じて、あのようになれたらという小生には皆川さんが大きな目標でありました。彼や服部幸三さんから得た古楽はその後の私の人生に大きな喜びを与えてくれました。 一昨年には、その放送で知った、念願のオラショの地・生口島へ40年余ぶりにヨットで訪ねることができました。
小生は20年に渡る放送で、個人的な力量不足で小さなものしか得られていませんでしよう。 たが、私の人生では大きな糧を得て大いに楽しみ喜びを得ることができました。 皆川さん本当にありがとうございました。
「西洋音楽史学者の皆川達夫さん死去 92歳 NHKラジオ「音楽の泉」司会31年以上」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200422-00000156-spnannex-ent
中世・ルネサンス音楽の研究で知られる西洋音楽史学者の皆川達夫(みながわ・たつお)さんが今月19日午後10時42分、老衰のため横浜市内の病院で死去した。92歳。東京都出身。葬儀・告別式は近親者で執り行う。今年3月までNHKラジオ第1「音楽の泉」(日曜前8・05)の司会を31年以上にわたって務めた。番組公式サイトも訃報を伝えている。
NHK―FM「バロック音楽のたのしみ」(1965~85年度)「音楽の泉」(88~2020年)と長年にわたって西洋古楽、クラシック音楽の普及に貢献。「音楽の泉」の番組公式サイトは「今年3月まで31年以上にわたり、この番組の司会を務められました皆川達夫さんが、4月19日に逝去されました。謹んで哀悼の意を表します」としのんだ。
インターネット上にも「『音楽の泉』を勇退されたばかりでの訃報。ご冥福をお祈りいたします」「驚きました。3月29日『音楽の泉』で最後のお声をお聞きしたばかりですのに」「本当に体力の続くギリギリまで、音楽の素晴らしさを伝えてくださいました。『みなさま、ごきげんよう』がもう聞けない」などと悲しみの声が相次いだ。
立教大名誉教授。長崎県平戸市・生月島で隠れキリシタンによって口伝えで受け継がれてきた祈りの歌「オラショ」の研究に携わり、ラテン語の聖歌との関わりを明らかにした。著書に「バロック音楽」「洋楽渡来考」などがある。 スポニチアネックスより転載
番組のテ-マ音楽 ヴィヴァルデイの忠実な羊飼いより 皆川さんの声が聴かれます。
https://www.youtube.com/watch?v=BjOxicZG_Hw 5分の前半
2020-4-23
服部幸三さんを偲ぶ
http://www.hayame2.sakura.ne.jp/details1035.html#追悼 服部幸三
オラショ
http://www.hayame2.sakura.ne.jp/details1035.html#オラショ
生口島を訪ねる
http://hayame.net/custom11.html#spb-bookmark-474